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データ界隈で働くエンジニアとしての技術的なメモと、たまに普通の日記。

2025/01/13 入社してからの話(データ基盤開発・運用)

少し遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2024年は仕事も私生活も本当にいろんなことがあって非常に濃い1年でした。体感としては3年分ぐらい生きた感じがします。

現職に転職したのが2024年6月なので、まだ半年ほどしかいないのですが、メンバーからは私が「数年ぐらいいる気がする」と言ってもらえるぐらい馴染んでいるようです。出社頻度も他の方に比べると高めていたし、化粧品業界自体も興味があって製品知識は豊富なので業務も業界も楽しめています。

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もくもく会について書いた記事:

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入社してからの話(データ基盤開発・運用)

色々書きたいことはあるんですが、会社から許可をもらっていないので書ける範囲で書きます。2025年2月の DataOps Night での対外発表も予定していますが、似たような話をするかもしれません。

DataOps Night #6 - connpass

今開発しているデータ基盤は、私が2024年6月に入社したタイミングではすでに一部運用が始まっていたのですが、2024年後半はこの基盤の改善に尽力した半年でした。Google Cloud を触るのも久しぶりでしたし、GKE 中心の運用だったので仮想環境上でのアプリケーション構築もあまり知見がなく、入社直後はキャッチアップと技術面の習得に必死でした。

ブランチ戦略やリリースフローの見直しも数ヶ月かけて行い、手動リリースばかりだったリリースフローがほぼ全て自動リリースできるようになりました。チームビルディングにも気を配ったのでだいぶ良いチームになったと思います。チームメンバーからは「チームの雰囲気が良くなった」「見事に立て直した」とも言ってもらえました。ここまで言ってもらえると感無量です。

GKE 上のアプリケーションも冗長構成が取れるようになり、ようやく安定稼働するようになりました。メンバーから冗長構成を提案してもらい、数ヶ月かけて検証したものだったので、リリースが完了した時は大きな仕事をやり遂げた感覚でした。

夜間バッチあるあるですが、日が変わってから動き出すバッチが動くか心配で寝る前に確認したり、バグがあると修正して朝になっていたりという日も何度かありました。ただあんまり辛くはなくて、むしろ楽しいというか、責任感というか…。普段はPM業務が多いので、バグ修正だと手を動かす楽しさもあるし、今のチームは協力会社の方が多くてリリースの責任は私にあるので、私がしっかり動くようにしないといけないという気概で頑張っていました。

大きなリリースが終わった日、夜のバッチが正常に動いているのを見たときには込み上げるものがあり、涙した日もありました。肩の荷が降りた感覚だったかもしれません。(単純に深夜で疲れてたのもありますが)

伝わる人も多いんじゃないかと思うんですが、正常稼働しているシステムって美しいと思いませんか?設計通りとはいえ処理が行われたりDBに書き込まれたり、Podが立ち上がったりkillされたり…。生き物みたいだなと感じるときがたまにあります。特に今回は私が開発した部分はほとんどなくて、大まかな設計だけしてメンバーの方に実装をお願いすることが多かったので、メンバー協力のもと一つのシステムを作り上げた、という感覚を社会人人生の中で一番感じました。

今作っている基盤は新しい基盤なので、これからデータを増やし、ユーザに使ってもらえるよう案内しないといけません。ここは開発チーム以外の協力が不可欠なので、また働き方が大きく変わりそうです。基盤自体も元々私が設計したものではないので、これからさらに機能拡張させていく場合も意識を変えないといけません。どちらにしても、2025年もまだまだ試行錯誤が必要になりそうです。